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出産とは、お腹の赤ちゃんとのコミュニケーション

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先日ついに子どもが生まれたので、思い出として前後のことを記録しておきます。

 

分娩室に入って30分で産まれたので先生から「安産だったね!」と太鼓判押されましたが、陣痛自体は丸一日以上あったので、本人の体感覚としてはけっこう長かった(^^;
でも、赤ちゃんと一緒に乗り越えたすごくいい思い出になりました。

前々日の夕方からいつもと違う痛みがあり、最初は「まだ予定日まで一週間位あるし、まさかね〜。前駆陣痛(出産には繋がらない偽の陣痛)だろうなぁ」と思ってました。
まぁまずは試しに、と陣痛タイマーのアプリで計ってみると、なんと10分間隔と超規則的!
「これはホンモノの陣痛だ!」と腹を括り、深夜に病院に連絡→明け方に入院。

最初は陣痛がくるもののなかなか状況が進行せず、先生にも「2日位かかるかもね〜」とか言われてました。なのに後半になるにつれて陣痛が乗ってきて、先生がビックリする位に急展開。まわりの予想以上に早く産まれてきてくれました。

なかなか進まなかった陣痛が急に進んだのには、実は理由があったように思います。

最初は陣痛が来るたびに「うー!!痛い!」「苦しい!」って叫んでて、なかなか状況が進まない状態。
そんな時にふと、思い出したメッセージがありました。


MINMIの絵本「キセキ〜今日ママに会いにいくよ」や映画「かみさまとのやくそく」で私なりに受けとったメッセージ。

「出産は子どもと二人三脚で進めるもの」
「子どもはママをしあわせにしたくて産まれてくる」

そんなメッセージが、陣痛の真っ只中の自分に響きました。

「ママが陣痛のたびに『痛い!』って言ってたら、お腹の子どもは困っちゃうだろうな。『進んだらママを痛がらせるから、進まない方がいいかな?』って悲しくなっちゃうよね、、、」

それなら、と自分ひとりで痛がるのをやめて、赤ちゃんに話しかけながら、一緒に進めることにしました。

陣痛が来るたびに、
「いいよ〜!そのまま進んでね〜」
「よしよし、上手だよ〜♪」
そんな風に話しかけて、
「痛い」とか「苦しい」とかの言葉は封印しました。

今の自分の痛みにフォーカスするんじゃなくて、出産によって生みだされる未来のこと=産まれてきたちっちゃな子どもを抱っこしたり、大きくなった子どもと夫の3人で手を繋いだり。しあわせな場面をイメージをしながら、楽しくお腹の子とコミュニケーション取り続けました。

すると、そこから急に進行が早くなったのです。

後半、いきみを逃すのが本当に辛くて辛くて、「うあーーー!!!!痛い〜〜!!!!」とか自然と大声が出ちゃったんだけど、「痛い〜〜!!!けどいいよいいよ〜〜!!その調子だよーー!!!」とか、個室じゃなかったら確実にアタマオカシイか松岡修造かと思われる発言を大声でし続けました(笑)(そのとき自分的には超必死だったけど、いま考えると笑えるww)
(いや、まてよ、ナースステーションは陣痛室の目の前だったし、看護師さん達には確実に聞こえてたな、、、笑)

そしたら、早朝7時〜21時位まで全然状況が進まなくて「明日の遅い時間になるか、陣痛促進剤使うしかないかも」なんて言われてたお産が、なんと夜中に赤ちゃんとコミュニケーションとるやり方に変えたとたん急展開。早朝4時に分娩室に入り30分で出産になりました。「すごいスムーズなお産だったね!」とか先生にも助産師さん達にほめられました(笑)

産まれてきた赤ちゃんをカンガルーケアしたら、すっごく満足そうな顔で寝てて、、、「ママと一緒に一仕事終えた!」って思ってくれたのかな。
産まれた後もすやすや寝てる時間が長くて、なんだか子どもが世界を「安心できる場所」と感じてくれてるような気がします。

「赤ちゃんだから何にも分からない」ワケない。
ちゃんとお腹の赤ちゃんのことを感じて、コミュニケーション取りながら進められて本当に良かった。

赤ちゃんはママの味方だよ。
お産は確かにしんどい部分もあるけど、間違いなく赤ちゃんとのコミュニケーションで乗り越えられる。楽しい思い出にできる。

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入院中の愛読書たち