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マインドフルネスを体験してみた。

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昨日は「マインドフルネス」のセミナーに行ってきた。 

Googleで開発された「Search Inside Yourself(SIY)」という瞑想の研修だ。

なかなか面白い体験ができたので、学びのメモをしておく。

   

「Search Inside Yourself(SIY)」とは?

Google社が、最新の脳科学に基づいて開発したリーダーシップ・パフォーマンス向上のプログラムです。

もともと、多忙なGoogleのマネージャー・エンジニアのパフォーマンスをさらに高めるために開発されました。

 

SIYは、マインドフルネスに基づく新しいプログラムで心の知能指数(エモーショナルインテリジェンス)における「5つの要素」(自己認識・自己制御・モチベーション・共感・コミュニケーション)に着目した「心と思考力」を科学的アプローチで強化するプログラムです。

 

Googleの数ある研修の中でもいま1番人気で、なんと受講者のキャンセル待ちが600名以上(!!)という状況らしい。

※詳細はMiLIのホームページへ

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体験してみて感じたのは、すごく敷居の低い、仕事で忙しいビジネスパーソンにもわかりやすい瞑想だなぁという感じ。

アヤシイ、どこかトンデモオカルト的な「瞑想」とは一線を画した、ビジネスの日常に役立つ瞑想。

数値や科学的検証も多く納得しやすかった。

 

ふだん坐禅が大好きな私としては、違いやそれぞれの良さも比較できて面白かった。

 

マインドフルネスは禅の流れを汲む瞑想だが、意味や方向性(これについてイメージしよう、とか)をあえて持たせない、非常にニュートラルな状態で取り組む。

呼吸も座り方も、最低限のレクチャーはあるが、縛りはあまり強くない。

(仏教的な坐禅は座り方など作法を重視する傾向が強いが、その点に大きな違いがある)

 

自分を客観視し感情を観察することで、「感情=現実」ではなくなる。

「あ、いま自分の中にそんな感情が湧いたんだ」と、感情に距離を取れるようになる。

仕事や家庭の中で、この感覚ってすっごく大事だよね。

 

日本のビジネスパーソンの間で、あるいは家庭の中で。

もっと坐禅とか瞑想、マインドフルネスが流行ると面白いな。